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特集
デザインという切り口で 「コド・モノ・コト」プロジェクト
こどもの道具を対象にしたワークショップ例

■デザインのじかん 〜いろ・かたち・そざい〜(全6回)

<デザインをテーマにしたワークショップ>

1回目 『いろ・1』
いろいろな種類の葉っぱを集めて緑色を観察。青・黄・赤の3色の絵具を使って緑色を作ってみる。

2回目 『いろ・2』
あか、あお、き、3色の色水で、カラーチップの色と同じ色をつくる。目的の色に近づくように色水を調色していく。

3回目 『カタチ・1』
みんなに2本ずつスプーンを持ってきてもらい、身近なスプーンからカタチについて考える。

4回目 『カタチ・2』
こども自身の身体スケール(身体の一部分を基尺にした定規)で身近なものの長さをはかる。

5回目 『そざい・1』
金属、木、プラスチックなどでできたスプーンを使って、熱の伝わりやすさを予想するゲームなどをする。

6回目 『そざい・2(全6回のふりかえり)』
色、カタチ、そざいをよくみることで隠された暗号を解くゲームをする。1回目から作った作品をパッケージに入れてこどもたちにプレゼント。

ワークショップ・デザインのじかん『カタチ・1』スライドショー
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こどもの道具を対象にしたワークショップについて
増田さん:
ワークショップでは、いろんな角度からものを見ることや、他人が考えていることに興味を持つこと、自分がこうだと思い込んでいることが、本当にそうなのか考えてみることを子供たちに体験してもらいたい。生活の中で何をどう使うかもデザイン、生活の中に必要な知恵です。デザインを知ると生活が楽しくなりますよね。

萩原さん:
身近にいろいろなものがあるのに、これらがどう作られているのか知らないのは問題ですよね。実際に、ものをつくっている人やデザイナーが教えることでみえてくることもあります。デザイナーによる授業の可能性もさぐっていきたいですね。

増田さん:
例えば、ワークショップ"デザインのじかん"では、いろいろな形のスプーンを、上や横から見て書き写してもらいました。形の特徴や持った感じを知ってから、何かを食べるために使ってもらうんです。いろいろなものがトッピングされたパフェを作るためのすくうスプーンを、みんなで話し合いながら決めたり。

金属、木、プラスチックなどでできたスプーンを使って、熱の伝わりやすさを予想するゲームも楽しみました。スプーンの柄にバターを塗り、豆をつけて落ちる順番を競うんです。自然に、勝ったスプーンへの優勝インタビューが始まったり(笑)。こんな風に"熱伝導"を知った子供たちは、あたたかいコーンスープを飲むためのスプーンは、木の素材のものを選んでいました。

プロダクトデザイナーには、"プロダクトデザインを、こんな風にこどもに分かりやすく伝えることができるんですね"って面白がってもらえて、ほっとしたことも(笑)こうして、身近なものとデザインとの関わりを、どう伝えるかを、その都度考えながら企画しています。こども達にどんな風に役立つのか、これからが楽しみですね。何かが残ってくれたらいいなと思っています。また、どのように広げていくかは今後の課題ですが、今までにないものを作りたいので、その意義や方向性をきっちり固めていくことが大切だと思っています。まずは定番化するために、アレンジしながら伝えていきたいです。

萩原さん:
"使いやすい"は、"便利""安全"であるという、単純なものではありません。その場の状況や年齢によって異なりますよね。子供の使いやすさは、ものだけに求めるのではなく、大人が気を配らないとだめ。例えば箸は、二本の棒で、使い方を習得しなければ使えない道具ですよね。長く使えるものがいいものとも限らない。自然のものは朽ちていき、それはそれで重要。ぼく自身、ものには執着したくないんです。ある程度妥協して、程よい感じで、ものや環境と接するのが良いと思っています。

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