|
ブラインドの歴史
ブラインドというと、オフィスなどの窓にかけられている、アルミ製でヨコ型のスラット(羽根)のものが連想されることが多いようです。これは、正式には「べネシャンブラインド」と呼ばれているもの。国際的にも通用するインテリア用語で、「ベネシャン」とは「ベニスの」「ベニス風の」という意味です。
ヨコ型ブラインドそのものの歴史は大変古く、起源は古代エジプトにあると言われています。これが時代を経ながら貿易商の手によってペルシャに伝わっていき、素材を変え形態が進化し、やがてベニス(イタリア)に持ち込まれていきました。
水の都ベニスでは、ブラインドが大変有用でした。道の代わりに巡らされた運河の水面から照り返し揺れる日差し。そのまぶしさを防ぎながらも、明るさは取り入れる機能性が重宝され、ブラインドが普及したのです。
当時のブラインドは木製で、エクステリア(室外用)として発達しました。現在のブラインドの原型がここにあります。今日の「ベネシャンブラインド」という名称の由縁です。
ブラインドが窓の内側、つまりインテリアで使われ始めたのは、20世紀初頭のアメリカです。上げ下ろしや、スラットを自在に角度調節する技術が開発されたのもこの頃です。
ブラインドの日本上陸は、昭和13年(1938年)頃。上陸と同時に国内での製造も開始されました。当初のブラインドは、現在のものよりかなりごつく、木製・ジュラルミン製でした。アルミ製の登場は、更に10年ほど後になります。
ベネシャンブラインドの進歩は、今日、デザインや機能などあらゆる面で極限をむかえつつあります。色の取り揃えも驚くほど豊富です。詳しく知るほど意外な魅力を発見でき、自分だけの楽しみ方を実感できる時代になっています。
|