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"心に浮かぶイメージを、絵を描くように自由に描く楽しさ"を知っていただきたいので、最初からこう書かなければいけないというような教え方ではありません。ルームフレーバー.comの読者の皆さんのために、キャレモジ流の書初めをご説明してまいります。

昔は和室があったので畳に下敷きをひいて…と出来たのですが、今は洋室が多いですよね。なので落ち着ける場所であれば、リビングや食堂のテーブルなどお好きな場所でよいと思います。
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書初めといえば、条幅(じょうふく・書初め用の長い紙)で書くことが多いですが、キャレモジでは通常文房具屋さんで売っている半紙で構いません。 |
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初心者の方なら、書道の専門店でご相談されるのが一番だと思います。適当なお値段のものを選んでくださるでしょう。キャレモジのショップでは、羊の毛でつくられた「オリジナル熊野筆」(2,500円〜8,000円)を販売しています。 |
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硯にお水を入れて硯でするのが1番ですが、墨液も一般的に売られています。その際、お手持ちの小皿に墨液をあけて、硯代わりにしても。濃い目が好きな方は、墨液を硯ですっていただいてもよいでしょう。 |
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私は2カ所文鎮を使って留めています。お持ちでない方は、ペーパーウエイトでも代用できますよ。※お子さんや子供の頃のお習字セットがあれば、ぜひ活用してみてください。 |
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──姿勢・筆の持ち方
自分にとって一番使いやすい状態で持ちやすいように持ってください。形から入るとなかなか思うように書けないものです。ふくよかなやわらかないい線を出すために、どう持ったらいいのかは自然に学んでいけるものです。
──言葉を決める
1年のはじまりに相応しい「飛」「翔」という文字を選びました。はじめての方は2文字では難しいので、まずは心に浮かぶ1文字を描くことをお薦めしたいと思います。
──紙の向きは?
タテでもヨコでも構いません。描きにくい場合は、立って描いていただいても。余白のバランスが見渡せて描きやすくなるでしょう。
──イメージをもつ
キャレモジのポイントは、書的・デザイン的な要素。ひとつひとつの線が美しく極められていることや、余白の美しさも大事。これを「書美」といいます。
今回は「飛」「翔」ということで、はばたくイメージ。とくに鳥が山の上から地上を俯瞰視しているような、ふわっとした雰囲気に。文字は形や字面によって顔が違ってくるので、余白の出し方も異なります。
──無心で描く
最初にイメージをしてもらうのは大切ですが、イメージにとらわれすぎると上手く書けないときも。何枚か描いて行く中で、自分のイメージに近いものに出会っていくと思います。しぜんに筆を運んでいただければ。
──選ぶ
何枚も描くと選ぶのは難しいもの。ご家族やお友達の意見をうかがうのも良いですね。自分がいいなと思っているのと他の方の目では違うことも。
──サインをする
キャレモジでは、朱の印鑑だと作品に色があるので文字のじゃまになってしまう。そのためサインは、水彩画や版画のように鉛筆で書きます。
※清水先生のサインは、ひらがなで"けい"。
約2週間後、今回の作品のイメージに合わせた額装が完成しました!
(2タイプの額装でご用意いただきました)
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| [A] |
[B]
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[インタビュー:オーナー植野文隆氏]
Aはやわらかい線、Bはキリリとした線で大きく空を羽ばたく"翔"を表現しています。特にお正月の書初めであれば、一年の慶として大きな夢を持った題材を書かれることになるでしょう。
Aは、文字の左に"少し縞模様が入った奥ゆかしいブルー"を配置、"やわらかく羽ばたく"文字のイメージとして凝縮させました。フレームはシルバーです。
一方、Bは、文字の左に"黒"のマットを配置、黒いフレームで囲うことで"大きく羽ばたく"文字のイメージとして、究極の色使い、黒と白にしました。黒と白は、書道の原点の色使いです。こうして見ると、とてもモダンですね。
実は、上下のマットのサイズはAとBで5ミリ異なります。Bの作品は、先生がすでに余白を文字の下に取ってあるので、文字をそのまま上の位置にして、下のマットの高さをAよりも多くしています。このサイズを、もし入れ替えてしまうと"翔"が飛ばなくなるんです。このような額装のポイントは作品毎に1つしかありません。これを見つけるのは、個々の感性で異なりむずかしそうですが、実は作品が主体となるとき、この線・書き方・余白・サインの位置に対しては"これしかない"というものがあるのです。
どう羽ばたきたいか、は人それぞれで異なります。例えば、世界で活躍したい、いい家庭をつくりたい‥。額装は、各々の心の中の、美しい風景情景を広げるためのお手伝いをするものなのです。
キャレモジで取り扱う作品は、書道としての完成度が高いもの(線が極まっていること)、見る人の心に風景情景が広がってくるもの(デザイン的な感度の高さ)という2つを基本に、最も大切にしているのは「主役がお客様である」こと。あまりに書家のメッセージ性が強すぎると、永く飾って楽しむことができなくなります。我々は、この3つのポイントで作品を選び、その魅力を最大限引き出すための額装を行なっています。キャレモジの「インテリアにしたくなる書」を新しい日本のインテリアアートとして、皆さんの選択肢のひとつとして加えていただくことで、より豊かな生活につなげるお手伝いをしたいと我々は考えています。

自分が描いた文字を自分の部屋へ飾るということは、描いている瞬間のご自分が映し出されるということ。つまり、描いた時の自分と向かい合うということになります。新年への思いを込めて描いた書初めは、どんと焼きせずに額装して目にふれる場所で楽しみたいですね。飾っている間、嬉しいことや悲しいこと様々なストーリーがあると思います。そんな時に新年の自分と向き合うことにもなるでしょう。
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