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三鷹の森ジブリ美術館で5月24日からスタートした「小さなルーヴル美術館」展は、"ちいさなルーヴル美術館そのもの"の企画展です。企画・原案・監修は、『ゲド戦記』の宮崎吾朗監督、空間演出は、美術監督の種田陽平さんが手がけています。一般的な「主役は絵画」の展示とは異なる、ジブリ流「世界最大規模の美術館の楽しみ方」とは?オープン前日の内覧会の合同会見、個別インタビューでその魅力を皆さまにお伝えします!

合同会見

展示を作るうえでの3つのポイント
(中島清文館長)
1つめは、ポスターのロゴのとおり、「プチ・ルーヴル」ということ。広大な敷地に大きな建物に、35,000点もの展示物があるルーヴル美術館を、133平米しかないジブリ美術館の展示室に凝縮するために、「子供目線」という切り口を持ち、その過程で絵画を2/5に縮小して作り上げました。

2つめは、ルーヴル美術館といえば、モナリザ、ミロのヴィーナスなどの有名な名画・名作がありますが、あえて脇役になってもらいました。当然、ルーヴル美術館はフランス絵画が最も充実していますので、そのコレクションを16世紀から19世紀半ばまでを集めました。これを時代別に並べて、フランスの歴史と共に変化する絵画の流れを見せています。

3つめは、800年にわたるルーヴルの建物(もともと、12世紀末に英仏戦争のさなかにパリの市内を守る砦として生まれ、国王が住む宮殿に発展し、増改築を重ねて今の美術館に至る)の、華やかな現在の雰囲気とは異なる知られざる影の歴史を表現するために、立体造形物の空間になっています。

ジブリとのコラボレーションについて
(オリヴィエ・メレ氏)
10年ぐらい前から、日本のアニメーション、特にスタジオジブリ作品はフランス人に大きな影響を与えており、若い世代には文化として定着しています。ジブリ美術館が子供達とどのように接しているのか、どのように作品や空間を紹介しているのか、非常に興味がありました。ルーヴル美術館にとって、今回のジブリ美術館とのコラボレーションは本当によい経験になりました。

フランスの子供達にとっても、ジブリ作品の世界観は非常に重要なものです。展示だけでなく、美術館全体から感じられる品質へのこだわりは、日本文化である"職人技"の、フランスにもある伝統に対する尊敬を感じました。何時間でもひとつのオブジェの前で楽しめますね。

開催までの経緯
(中島清文館長)
2006年の秋、ルーヴル美術館のアンリ・ロワレット館長が宮崎駿監督を尋ねてきてくれました。そのとき知己を得て、この機会に縁があるならば、ルーヴル美術館をテーマに展示ができないかと手紙を送ったところ、了承の旨をいただき今日に至りました。
とはいっても、ジブリでやるなら、美の殿堂であるルーヴル美術館を形式的に見せてもしょうがない、絵画を教養として見せてもしかたがありません。宮崎吾朗監督、種田陽平さんは、こどもたちの目にどういう風に映すのかを考え込み、当初のコンセプトがどんどん深められていきました。ジブリ美術館は、子供たちに「見て、触って、感じて」もらってなにかを持って帰ってもらう美術館です。子供は非常に個別具体的に物事を捉えます。そういった意味でディテールにまでこだわった展示になりました。例えば額縁は1点1点、絵画に合わせて作っています。

展示の見所
(種田陽平氏)
一年前に、中島館長と宮崎吾朗監督とルーヴル美術館を練り歩き、普段人があまりいかないところを見て回り、その表の顔と裏の顔両方を展示の中に表現しました。見た後は、ぜひ実際にルーヴル美術館に訪れて検証してもらいたい、という気持ちがあります。例えば、ナポレオンの部屋にある大きな変わったソファを縮小したものがあったり・・・いろいろなエレメントが集積してできた空間です。その細かなところまで楽しんで欲しいと思っています。
そして、絵画はできるだけ中腰で目線を低くして見てください。子供が、覗き窓からルーヴルの過去の歴史が見えるしかけになっています。そこが一番面白いところだと思います。

単独インタビュー
<オリヴィエ・メレ氏>
Q.ご自身のお子様が、今回の展示を見たらどんな反応をすると思いますか?
もちろん驚き喜ぶでしょう。ルーヴル美術館を良く知る子供達にとっても、新たな再発見があり、不思議な体験になると思います。

Q.実際に中腰でご覧になりましたか?
はい。すごく面白かったのは、すべての展示が子供目線で作られていたことです。たとえば、ユベール・ロベールの「廃墟となったルーヴルのグランド・ギャラリーの想像図」のジオラマでの再現も、まさに子供目線で作られていることがよくわかりました。これは非常に重要なポイントだと思います。

Q.ジブリとルーヴルの共通点はありますか?
歴史の専門家としてジブリの作品を見るときに、日本と西洋文化をうまく取り込み、そこから新しいオリジナルのアイデアが生まれているということを発見できます。そういった、文化の融合という点に共感を持っています。

<ファブリス・ドゥアール氏>
Q.プチルーヴル美術館を観た感想は?
広大なコレクションを持つルーヴルを、単に小さくしながら復元するというより、あらゆる本質的なエッセンスをつかみとり、かつ子供の視点と体に合わせて、新たに作りだすためのいろいろなリサーチと作業がなされていて、あらゆる面で楽しい驚きと発見がありました。

Q.日本美術についてどのようにお考えですか?
フランスと日本の共通点は、伝統を守りながら、必ず絶対的な美というものを追求する、洗練を極めるいうところ。わたしは小さなころから、屏風や着物、浮世絵など、日本美術に興味がありました。いつも見て驚くのは、完璧を追求しているところ。すばらしいことだと思います。

Q. 芸術を愉しむための空間の役割は?
ルーヴル美術館は、フランス革命後の1793年に公開されましたが、芸術家、アーティストらが、作品をできるだけ自由に模写し技法を向上させること、インスパイアされて自らの創作の基にしてもらうことは、基本的な役割となっていました。そのため、できるだけ作品と見る人間の間にできるだけバリアとなるようなものを置かないようにしています。その役割は、これから人々によって、さまざまに変化していくと思います。

Q.子供が芸術に触れるということについて
世界にはいろいろな美術館、博物館がありますが、共通して言えることは、子供達へのアプローチの方法をそれなりに考えていかなければならないということです。美術を鑑賞するということは、美術史や宗教史などのいろいろな知識を要求されるように思いがちです。しかしそれは大人のアプローチの方法であって、子供は知識以前の部分、まずは絵と出会って感じ取り、すこしずつ年齢を経てその見方を変化・進化させていくという体験を繰り返すことが大切です。

あまりにはじめから知識を植えつけようとすると、そのイメージに対する恐怖や圧迫感はプレッシャーになってしまいます。いろいろな国のいろいろな芸術に、幼い頃からまずは出会い、どれだけ体験できるかから、始めたほうがよいと思います。そうすれば、例えば大人になったときに、知らないもの、これまで見たこともないものへの反応がポジティブになり、いろいろなものに対して、興味が自然に湧き出る姿勢になるのではないかと思います。

PROFILE

ルーヴル美術館 絵画部門学芸員
オリヴィエ・メレ氏
1992年フランス国立遺産学院に入り、1993年ルーヴル美術館の絵画部門の学芸員として、スペインとアングロサクソンのコレクション等担当。ルーヴル学院の教師としてイギリス絵画史とアメリカ絵画史を教える。その後、数々の展示をコミッショナーとして歴任。英仏間の芸術的交流に関する記事や書籍を数多く執筆。ガリマール出版のデクヴェルト・シリーズでは、ウィリアム・ターナーの書籍を出版(日本語訳有り)。

ルーヴル美術館 出版部長補佐
ファブリス・ドゥアール氏
Futuroplis/Gallimard(フュテュロプリス/ガリマール)出版との共同編集のバンド・デシネ(漫画)シリーズの制作指揮。企画構想・制作。編集パートナーの選択と共同出版の予算編成。作家の選定とリクルート、創作過程の監修と編集。展示カタログおよび一般書籍など数々の出版物を担当。

合同会見にて 左から、中島清文館長、ルーヴル美術館絵画部門学芸員オリヴィエ・メレ氏、種田陽平氏
合同会見にて 左から、中島清文館長、ルーヴル美術館絵画部門学芸員オリヴィエ・メレ氏、種田陽平氏

種田陽平氏によるイメージ画1 種田陽平氏によるイメージ画1・2(上下)
(c)Production Designed by Yohei Taneda

種田陽平氏によるイメージ画2 07年6月にロケハンを慣行し、学芸員のオリヴィエ・メレ氏による館内隅々の案内を受け、フランス絵画の流れはルーヴルの建築、そしてフランスの歴史そのものであることを改めて認識し、フランス絵画を中心にすえて、ルーヴルの「光と影」を展示で表現することを決定。

第1室「フランス絵画の間」
「光」の部分を象徴する展示室。あえて作品の解説ははずされている。ある覗き穴からは、ルーヴルから見たセーヌ川越しの16世紀のパリの風景を模したジオラマを見ることもできる。
「光」の部分を象徴する展示室。あえて作品の解説ははずされている。ある覗き穴からは、ルーヴルから見たセーヌ川越しの16世紀のパリの風景を模したジオラマを見ることもできる。

宮崎吾朗監督も登場!
宮崎吾朗監督も登場!

隅々までのこだわりを見逃さずに・・・
隅々までのこだわりを見逃さずに・・・

子供心に戻って、夢中で覗いています。
子供心に戻って、夢中で覗いています。

第2室「廃墟の間」
ルーヴルの地下に迷い込んだような薄暗い展示室
ルーヴルの地下に迷い込んだような薄暗い展示室。

19世紀の画家ユベール・ロベールの絵画「廃墟となったルーヴルのグランド・ギャラリーの想像図」と、そのジオラマが。この他、小さな井戸やエジプトのミイラの館がある空間も。歴史の積み重ねが象徴的に展示。
19世紀の画家ユベール・ロベールの絵画「廃墟となったルーヴルのグランド・ギャラリーの想像図」と、そのジオラマが。この他、小さな井戸やエジプトのミイラの館がある空間も。歴史の積み重ねが象徴的に展示。 19世紀の画家ユベール・ロベールの絵画「廃墟となったルーヴルのグランド・ギャラリーの想像図」と、そのジオラマが。この他、小さな井戸やエジプトのミイラの館がある空間も。歴史の積み重ねが象徴的に展示。

オリヴィエ・メレ氏 オリヴィエ・メレ氏

ファブリス・ドゥアール氏 ファブリス・ドゥアール氏 

三鷹の森ジブリ美術館

企画展示「小さなルーヴル美術館」展は2008年5月24日から2009年5月予定です。東京三鷹、井の頭公園のはしっこ。武蔵野の緑の中に埋もれた地上2階、地下1階建てのなにやら変わった建物が「三鷹の森ジブリ美術館」です。訪れる人自身が主人公となり、見て、触れて、体験できる新しい発見がいっぱいの美術館です。
入場は、日時指定の予約制。チケットはローソンだけで売っています。

詳しくはこちらから 三鷹の森ジブリ美術館HP
http://www.ghibli-museum.jp/

©Museo d'Arte Ghibli

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