SPOOKS小林まゆさんに"ぬいぐるみ作り"についてお伺いしました。
友達の言葉がきっかけです。美大にいた頃、針と糸を使って布の造形物のような作品を作っていたのですが、将来はどうしようかと迷っていました。その時友達が「じゃあ、ぬいぐるみ作ってみたら?」って。それまで、一度もぬいぐるみを作ったことはありませんでした。
子供の頃から、布がほんとに大好きでした。うちの祖母の家にすごく布がいっぱいあって、いつももらって帰っていたんです。柄も素材もいろいろで可愛いくて!それだけ布があったら何かしたくなっちゃいませんか?
環境に恵まれていたというか、気が付いたらそうなっていたという感じ。祖母も自分で服を作っていましたから、きっとその影響ですね。
今でも布屋に行くと、半日くらいずっといます。ほんと出てこられない(笑)布を見ながら、何が作れるかなって考えているのが楽しいです。
"怪物"という意味で使っています。「かいじゅうたちのいるところ」という絵本にでてくる怪物のようなイメージ。
小さい時に読んでいた絵本で、ずっと心に残っていたものです。怪物だけど、優しくて、楽しい。
怪獣でなく"怪物"にしたのは、怪物なら恐竜でも妖怪でも妖精でも、なんでもありなのがいいなって思ったからです。
デザインの下書きは作りません。だから初めのイメージから変わっていくのがほとんどです。頭の中で形や柄、組み合わせのイメージをまとめて、作りながら新しい形をどんどん探していきたいなと思っていて。例えば、ねむりぐるみ「Eray」の頭にあるお花。今までお花とちょうちょをセットにしたことってやったことないんです。作っている時、そういう"新しい"を探すのがすごく楽しい。
ぬいぐるみに男の子か女の子は決めていないけど、この子はまつげがあるから女の子かもしれないなって。買っていただいた方に自由に考えてもらえればと思っています。
気をつけているのは目の位置や腕の位置。ちょっとずれるだけでも表情や全体のバランスが全然違ってしまうので、目だけ三回くらい付け直したりもします。
あと、お尻は気が付いたら毎回こだわっちゃいますね(笑)ぷりっとしているお尻になるように、綿詰めの時は工夫しながら入れています。
かわいいポイントってほんとに微妙な、1ミリくらいのところなんです。悩みだすと1日あれじゃないこれじゃない、付けたり取ったり色々して、部屋中材料だらけになっちゃうような。でも決まる時はすっと決まる。口では伝えにくいけど、自分の中にそういうポイントがあるんです。それは子供の時から変わらないのかもしれないですね。
もしかしたら、ちょっと気に入らなくても商品として、ちゃんとパーツが付いていれば販売しても問題ないのかもしれないですけど、やっぱり自分にとって気持ち悪い位置にあると納得できない。それがこだわりかもしれません。
例えば、今作ったぬいぐるみがすごく気に入っても、それが1ヵ月後に工場で100個できても嬉しくないんです。ぬいぐるみを作る時の私の気分は毎日違うから、選ぶ生地も違う。もし、その子を作ったのが次の日だったら、多分その子にはなっていなかったと思います。"その時のもの"っていう感じが私はすごく好きなんです。
疲れた時とかに見て笑えるような、ほっこりするような気持ちになってもらいたいです。
それで話しかけてもらったりしたら幸せですね。私もぬい
ぐるみも。
初めてぬいぐるみを売る時は、やっぱり寂しかったですね。買っていただいてからは、目が取れてないかとか、最初の形がちゃんと維持できているかが心配でした。
たまに買ってくださった方が、飾っている様子の写真を送ってくださることがあるんです。お部屋の中だったり、クリスマスの演出の中にいたり。それを見ると「ああ幸せ者な子だな」って思うんです。私にとってぬいぐるみは、"子供"という感じじゃないですね。なんだろう・・。今世の中にあるものでいうなら"友達"が近いかな。
最近ご結婚され、お引っ越しされたという小林さん。そのご新居についてお伺いしました。
結婚の1ヶ月前のタイミングです。物件探しは5〜6年前からずっと探していて、たくさん見てきた中で、やっと気に入ったところが見つかりました。
清潔感ですね。明るめで、ごちゃごちゃしてない感じ。だからなるべく掃除がしやすい足が高めの家具を選ぶようにしています。
リビングのちゃぶ台は祖母からもらってきたものです。アンティークはすごく好きですね。でも今すぐ揃えるには値段が・・・。ゆくゆくは増やしていきたいなと思っています。今ほしいのはソファ横に置くサイドテーブルです。
もともと畳でしたが、自分たちで張り替えました。作業の時にコロコロのついた椅子が使えるように、せっかくやるならフローリングにしようって、色やニスを塗って。
この部屋のこだわりはフローリングとやっぱり清潔感。欠かせないですね。部屋のカーテンは、好きな緑色で、実は昨日作ったんです(笑)
布は箱にしまっています。ちなみにこの箱も祖母のもの。でも仕舞いきれず部屋の外にもあるし、まだ実家にもあって、量が多くて置き場所に困っています・・。
彼の部屋とは繋がっていますが、以前はあいだにふすまがあったんです。邪魔だったのでとってしまいました。十分距離が離れているので仕事中でも気にならないし、ちょうどいい距離感ですね。おうちでの一番お気に入りはこの部屋です。














http://www.spooks.jp/
ぬいぐるみ作家 小林まゆさん。SPOOKSとは"怪物"のという意味。
ひとつひとつ、ていねいな手作りから生まれるぬいぐるみたちは、どの子もほんわかやさしく、愛らしい姿・表情。
小物やアクセサリーも展開。
2005年 武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科卒業
2006年 spooksとして活動を始める
2007年3月 リーバイスarcuateにて個展
2007年4月 高円寺bemchにて個展
2008年5月 リーバイスarcuateにて個展[Garden]
2008年7月 代官山ggにてメインアーティストとして展示販売
2008年8月 横浜BankArtでの「gg Lock」にて展示
<今後の予定>
2008年10月 シアトル、サンフランシスコでの"Plush You"展に展示
2008年12月 ニューヨークgallery hanahouでの企画展に展示
Q1 間取り(広さ)
3DK(73平米)
Q2 住居(利用年数)
2ヶ月
Q3 続柄/年代/血液型
二人暮し/26歳/A型
Q4 好きな色
緑、ピンク、黄色
Q5 好きな食べ物
コーヒーとチーズ
Q6 好きな有名人
アリシア ベイ ローレル
Q7 好きな本・音楽
手塚治虫
Q8 好きな空間(店、施設など)
夕方の多摩川沿い
Q9 趣味
旅行
Q10 今欲しいもの
珍しくてかわいいレースと食器
Q11 おもてなしをする時に大切にしていること
食器、色々な種類の食器を使うのが好き
Q12 プレゼントをする時のポイント
その人が自分では買わなさそうだけど、似合うもの
Q13 ものを買う時の決め手
欲しいっ!ってなるもの。
Q14 デザインをしてみたいものと理由
テキスタイルデザイン、いつかその布で色々作りたい。
Q16 あなたを生活空間にあるものに例えると?その理由は?
コップ