SIGN UP
LOG IN
HOME

お部屋公開専門サイト ルームフレーバー 見せて!見つけて!あなたらしい暮らし方


お部屋公開中


 HOME > スタッフおすすめ > SPECIAL LIFESTYLE
「デザイナーで居る理由」プロダクトデザイナー磯野梨影

ハイカラな街と
芸術好きな両親の教育で培った感性

「生まれは東京ですが、父の転勤のために短い期間でいろんな場所に住みました。一番長かったのは中学から高校卒業までいた神戸。ハイカラな街で、住んでいる人たちもおシャレなことを好む人が多かったですね。それから父親が美術館やコンサートに出かけるのが好きで、小さいときからよく連れて行ってくれました。母も絵を描くのが好きでしたし、私も子供の頃から絵を描いたり物を作ったりするのは楽しいなと思っていましたね。こういった街の雰囲気や、芸術に触れられる環境を親が作っていてくれたことも、少なからず今の仕事に影響しているのかも知れません」

高校では普通科に通っていた磯野さんがプロダクトデザイナーを目指したきっかけは "大学への進学"だった。
「高3のとき、将来ずっと楽しく続けられそうなことはないかと考えて。中学の時に修学旅行のしおりのカットを描いて欲しいと先生から依頼されたことがあったんですが、それがすごく嬉しくて楽しかったなあということを思い出して、絵を描いていくことがいいんじゃないかと、美大進学を考え始めました。でも美術の先生に『あなたの絵だとちょっと難しいんじゃない』と言われ、それでデザインの方を選択。勉強をしていくうちに、印刷物などの平面デザインではなく、立体に対して興味が出て来たんです」

渡英、出産─公私ともに大きなターニングポイント

大学卒業後、87年にソニーに入社。テレビのデザイン部署からオーディオ小物を作るセクションに異動し、そこで豆の形をしたスケルトンの『ビーンズウォークマン』というヒット商品を作り出す。91年に同じくデザイナーであるご主人と結婚。公私ともに順調な中、突然ご主人のロンドン赴任が決定。
「ソニーでの仕事が楽しかったので、夫には一人で海外赴任してもらいました。でも、海外任期も残り1年半という時に、一度は海外で生活してみたいという気持ちも出て来て、私も会社を辞め、渡英しました。あちらでも知人の紹介でプロダクトデザインの仕事にたまたま就くことに。英語も出来ないままだったのでいつも不安でしたが、やる仕事は日本と同じなので、カンを働かせて。多分相手はこういうものを望んでいるんだろうと絵に描いてみせると『それだ!』と。感覚は同じなんだなと思いましたね」

ここでまた大きな転機が訪れる。ロンドン帰国直後に妊娠し出産。育児のため仕事を完全休止する。
「その当時、周りにも『デザイナーなんて辞めちゃった』と宣言してましたね。物を作るエネルギーと子育てのエネルギーって、私の中では同じだなと感じるものがあって。どちらかにパワーを注ぐと片方がダウンする。それがイヤで子育てに集中しました。でも、子供はずっと赤ちゃんではなかった(笑)。娘の手が離れ始めた2歳の頃、このままでは子供に置いていかれてしまうと思って仕事の復帰を考えました。でも会社に行くとなると子供が気になる・・・、フリーは少し大変そう・・・と迷っていた時に、たまたま知人からある会社の製品開発の仕事の紹介があり、気負うことなく自然とフリーランスとしてデザイナー再開へ滑り出せたんです」

そして2000年、Pear Design Studioをスタート。しかし最初は家で仕事をすることに慣れなかった。
「会社では仕事しかすることがないじゃないですか。でも家では、仕事に気が乗らないときは、いつまでも脱線できてしまう(笑)。家事を放り出して仕事をすると気持ちが荒むし、家事をして仕事がすすまないのも困るし。でも納期が迫るとそんなことも言っていられなくて(笑)」

そのうち、デザインと家事という2つの大きな仕事にかける"場所"と"時間"の割り振りを家族の協力もあり徐々につかんでいく。
「実は今の家を建てる前、ここには夫の両親が持っていた古い平屋があったんです。新婚当時はそれを夫と2人で壁や柱を白く塗り替えて、手直しして住んでいました。友達からは海の家だとか言われましたね。そのうち冷蔵庫の重みで床も抜けてしまって、私たちはそのままでも良かったんですが義父の強い要望があったので今の家を建てたんです(笑)。 1Fの部屋は、夫のアイデアで少しでも広く見えるようにキッチン、ダイニング、リビングと一直線につながるようにして。仕事部屋は2階にありますが、最近は仕事の種類によってはリビングも使います。とにかく、このリビングは広くしておいて正解でした。ダイニングテーブルもワークショップのときに大活躍。ここがこんな風に仕事にも使えるとは、家を建てた当初は思ってもみませんでしたね。ただ、小さい子供にとってはちょっと違ったかんじみたいで。キッチンに入ってしまうと、カウンターが壁のようになって、リビングにいる子供から見ると、私と断絶されているように感じていたみたいです。キッチンの近くに子供がいられる空間があるとさらに良かったかなと、そのときは思いました。子供が大きくなった今はそれもなくなりましたけどね」

子供に教え、与え、受け継がれていくもの

コド・モノ・コトのプロジェクト・メンバーである磯野さん。参加きっかけとなったのは、やはり娘さんの存在が大きい。8歳になる彼女は、休みの日は工作に夢中。
「娘は自分をデザイナーだと思ってますね(笑)。しかも目も厳しい。私が、自分でもしっくりきていない作品を見せると、『ダメだね』と一言。逆にうまくできたなと満足しているものには、『好き』とか『これ欲しい』と言ってくれたりします。娘がどう感じるのか知りたいのもあって、展示会などにもよく連れて行きますよ。夫は子供が見ても退屈だからかわいそうだと言うんですが、娘も楽しんでいるようです。ときどき、大人じゃ言えない鋭い意見を言ったりもしますから」

そんな感性豊かな娘さんの子育て中に感じたあるジレンマが、子供のものを制作するチャンスに転化する。
「子供が生まれて感じたのは、使いたいと思える子供用のものがないということ。『ママの嗜好ってこんな感じでしょう』といい加減に作られているようなものもあったし。使う側も短い期間しか使わないからとついいい加減なものを選んでしまいがちになる。それも嫌でしたね。赤ちゃんのものは仕方ないかなと思うんですが、ある程度大きくなった子供のものは、大人も併用できるものがいいなあと。そういうものがないなら、自分たちで作ろうと。それがコド・モノ・コトへの参加のきっかけです。そうそう、面白いエピソードがあるんですよ。ある日、娘とスープを飲んでいたときのこと。私は漆塗りの匙を、娘はウレタン塗装の漆塗り風の匙を使っていたんでが、娘が私の匙を使ってみたいと言い出して。匙を替えて、スープを一口飲んだ途端、娘が『うふふ』って笑ったんです。唇にあたる感じが心地よかったみたいで。ビックリしました。こんなに顕著に違いが分かるなんて。あわてて子供用に小さい匙を買いに行きました。それを見てますます、子供たちにも本当にいいものを与えてあげたいと、コド・モノ・コトをやる意味を感じましたね」

仕事に家事に、忙しい毎日。時間があればまだまだやりたいことがたくさんある。
「なにかスポーツをやりたいなあと。昔はウインドサーフィンとかやっていたこともあるんですが、今はゆったりスポーツをする時間がないので、時間が出来ればやってみたいですね。仕事に関しては、職人さんなどの手仕事を活かしたものにも挑戦したいと思っています。例えば、手吹きガラスで作った作品などを作りたい。そのためにも、自宅とは別場所でもいいんで、土間の工房が欲しいなあと。居心地が良くて、仕事がしやすい場所が持てるとさらにいいですね」

ローテーブルを緑に塗ったのをきっかけに、リビングには自然と緑が集まった。
ローテーブルを緑に塗ったのをきっかけに、リビングには自然と緑が集まった。
ご主人が集めている木の立体パズル。家のあちこちにある貝の小物は結婚してから集め始めたもの。なぜ貝なのか?それは嫁いだのが「磯野家」だから。(笑)。
ご主人が集めている木の立体パズル。家のあちこちにある貝の小物は結婚してから集め始めたもの。なぜ貝なのか?それは嫁いだのが「磯野家」だから。(笑)。
eva soloの魔法瓶。ちょっと高かったけれど、この形に惹かれて購入を決意。
eva soloの魔法瓶。ちょっと高かったけれど、この形に惹かれて購入を決意。
濃い色の方が、娘さんが唇に触れた瞬間に「うふふ」と笑ったという漆塗りのさじ。
濃い色の方が、娘さんが唇に触れた瞬間に「うふふ」と笑ったという漆塗りのさじ。
娘さんのベッドには、お気に入りのぬいぐるみが4つ。毎晩いっしょに寝ているそう。
娘さんのベッドには、お気に入りのぬいぐるみが4つ。毎晩いっしょに寝ているそう。
娘さんのお部屋。ここには子供ならではの低い目線での世界観が部屋の中で展開している。
娘さんのお部屋。ここには子供ならではの低い目線での世界観が部屋の中で展開している。
スリッパの試作品がぬいぐるみ入れに!
スリッパの試作品がぬいぐるみ入れに!
玄関左手の壁にはご主人のバイクガレージ。毎日ながめてしまうほどの愛用品。
玄関左手の壁にはご主人のバイクガレージ。毎日ながめてしまうほどの愛用品。
イギリスから持ち帰ってきた餌入れにはピーナッツが。それをお目当てに集まる雀たち。
イギリスから持ち帰ってきた餌入れにはピーナッツが。それをお目当てに集まる雀たち。
コーナーにお気に入りのものを並べるのが好きな磯野さん。ここもそのコーナーのひとつ。
コーナーにお気に入りのものを並べるのが好きな磯野さん。ここもそのコーナーのひとつ。
 
PROFIL
磯野 梨影(いその りえ)

磯野 梨影(いその りえ)
プロダクトデザイナー 。
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科を卒業後、ソニー株式会社デザインセンター、PSD associates Ltd. (London) Swatch Telecomで、プロダクトデザイナーとして活躍。帰国後、出産育児のため休止し、2000年よりPear Design Studioとして活動を再開。現在は、バンタンデザイン研究所プロダクトデザインコース非常勤講師とともに、「コド・モノ・コト」のコアメンバーとしても活躍中。

Pear Design Studioホームページ  http://pear-ds.com
コド・モノ・コトホームページ  http://www.codomonocoto.jp/

■ 間取り(広さ) 3LDK
■ 居住(利用)年数 のべ10年
■ 続柄/年代/血液型 夫(40代)A型/妻(40代)AB型/娘(8歳)B型
■ 好きな色 浅黄色・グレー・パープル
■ 好きな食べ物 オレンジチョコ・お寿司
■ 好きな有名人 サザエさん
■ 好きな本 Richard Scarry's BEST WORD BOOK EVER (1971版)
木をかこう ブルーノ・ムナーリ
■ 好きな音楽 結構なんでも。
■ 好きな言葉 すてき。きれい。かわいい。
■ 好きな空間(店・施設など) 水の見えるところ。
■ 趣味 食べること。お店を見ること。ひやかし程度のスポーツ。
■ 今欲しいもの こどもともっとゆっくり過ごせる時間
■ 自己紹介 私が関わることで、すこしでも世の中にある材料がいいカタチになればという気持ちで仕事してます。
■ おもてなしをする時に大切にしていること しばしくつろいでいっていただきたい。
■ プレゼントをする時のポイント 送った相手に気を遣わせない。が、ケチと思われることもあるかも。
■ ものを買う時の決め手 「呼んでる」か、そうでないか。「好き」か、きらいか。
■ デザインをしてみたいものと理由 学校教材(お習字セット、絵の具セット、裁縫セット、など) 子どもたちにもっといいデザインのモノに触れる経験を持ってほしいので。 今の学校から配られるモノは、あまりにもひどい。

UP

MY PAGE

ログインID  
パスワード  
次回から自動的にログイン


MyPageログイン
メンバーになろう!




バナー



ニュース
2012年2月の価値観アンケートはこちらから
2011.09.30

リニューアルにつきましてのご挨拶
2011.08.01

リニューアル新機能のご紹介
2011.08.01

ルームフレーバー.comリンクバナーのご案内
2011.08.01

KIMSNAKE×roomflavor 3分間のリラックスムービ…
2011.08.01


READ MORE


セレクトニュース
[ルームシューズ]今日の注目のルームフレーバー
2012.02.03
[カフェオレボウル]今日の注目のルームフレーバー
2012.02.02
[テーブルランナー]今日の注目のルームフレーバー
2012.02.01
[マイクロファイバー]今日の注目のルームフレー…
2012.01.31

READ MORE





バナー


▲ ページの先頭へ