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| 奥のダイニングキッチンは低くなっていて土間のような作りになっている。小さいロフト付き |
卓越したデザインは時代を超えた良さがある。レトロの一言で片付けられないノスタルジックな感覚が彼は大好きで、特にアメリカの古物には目がない。
個展の際に訪れた各地のフリーマーケットで入手したコレクションがあちこちに置いてあって、部屋の趣を一層引き立てている。その世界観は作品の中にもみごとに表れていて、彼の趣味嗜好を知れば、なぜ生み出された物なのか理由がよく分かる。
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| リビング横の部屋には古いピアノ。ジャズシンガーの友達が訪れて突然ライブが始まることも |
イラストレーターだった大西氏が版画に転向したのは1989年のこと。墨絵のような繊細さと大胆さが混在するタッチで描かれたアメリカの風景は、味わい深く、郷愁を感じさせる。
眺めているうちにどこからともなくスイングジャズが聴こえてくるようだ。実は、正直言って日本国内よりもアメリカでの評価の方が高い。それは彼の作品に、忘れられていたアメリカ文化の良さを逆輸入したような発見があるからかもしれない。
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| 冷蔵庫のフォルムについては妥協できなかった。厨房はプロ仕様のものを入手。ダクトや配管もわざとむき出しに。 |
新しい物というのはいくらでも、どんな風にでも作ることができるが、一度壊してしまった古い物は、現代の技術を駆使しても全く同じ様に再現することは難しい。
ここ数年、若い人達にミッドセンチュリーの家具が人気だったり、あえて復刻版のような物が発売されたりしているのも、ただ「どこか懐かしい感じがするけど新鮮」ということよりも「もう二度と同じ物は作られない」ということの方が大きい気がする。
東京もニューヨークの様に、もっと古い建物の良さを大事に、上手に存続できないものだろうか。と考えさせられることが多くなった今日この頃だが、まさにそれを実践しているのが大西氏なのである。
【大西信之氏の個展情報】
『DEDICATED TO VAN GOGH』(ファン・ゴッホに捧げる)
2005年9月20日(火)〜10月1日(土)「and ZONE」にて
新宿区四谷4-28-4 YKBエンサインビルB1F
TEL&FAX:03-3341-0849 15:00〜23:00 ※日曜祭日休み
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| 玄関前に立つ大西氏 |
■プロフィール
大西 信之(Nobuyuki Ohnishi)
墨絵を彷彿させる独自の版画世界を築き上げ、アメリカで高い評価を得ているアーティストである。
日本人で初めてシアトル現代美術館COCAで展示を行ったばかりではなく、ニューヨークのART54、ロサンゼルス・アート・バンクなど全米各地で開かれる展覧会は常に注目を浴びている。
アメリカのアニメ事情にも精通。最近はペインティングにも力を入れている。 |
| 1956 |
東京生まれ |
| 1980 |
武蔵野美術大学在学中、唐十郎率いる状況劇場「青頭巾」の舞台背景を描いたのが縁で寺山修司監督の映画「上海異人娼館」美術助手をつとめた。その後、遺作となった「さらば箱船」にも携わる |
| 1989 |
版画の制作を開始 |
| 1990〜 |
サンフランシスコ「コレクト・エア」グループ展を皮切りにニューヨーク、ロサンゼルスなど全米各地で個展を開催 |
| 1996 |
シアトルCOCAで「ジャパニーズ・ポップ・カルチュア・アーケード」グループ展
に招待される |
| 1998〜 |
その後も精力的にニューヨーク他各地で個展やイベントを開催 |
| 2004 |
カナダ「トロント・コングレス・センター」個展 |
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◆間取り(広さ)/3LDK+ロフト 70平方メートル
◆居住(利用)年数/7年
◆好きな色/エボニー&アイボリー
◆好きな食べ物/アメリカ料理
◆好きな有名人/ジャニス・ジョプリン
◆好きな音楽/アメリカ音楽全般
◆好きな本/レイ・ブラッドベリ
◆趣味/コンテンポラリー・アート、日米比較文化論、ポップ・カルチュアの研究 |
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