SIGN UP
LOG IN
HOME

お部屋公開専門サイト ルームフレーバー 見せて!見つけて!あなたらしい暮らし方


お部屋公開中


HOME > スタッフおすすめ > 特集
国際交流の空間 参議院「議長応接室」

永田町の高台に威風堂々とそびえ立つ国会議事堂。国の法律や制度を審議する場であることは周知だが、同時に海外の賓客をもてなす「国際交流」の場にもなっていることは、ご存じだろうか。意外に知られていないその役割について探求するために参議院を訪れた。

 

石の芸術「国会議事堂」

明治14年、国会開設の勅諭が下り、23年に議会が召集されることになったため、「日本芸術の最高峰であり、世界に誇れる堅固で荘重なる議事堂を建てよう」という議事堂建設の機運が高まった。だが、財政問題や設計案の難航などの理由から、建設は見送られることに。しかし大正時代に入ると、いよいよ議事堂建設計画が本格化。建築意匠設計を一般公募し、入賞者には賞金が贈られるという画期的な懸賞募集もとられた。とは言っても、この当選案がそのまま現在の建築デザインになったわけではなく、実際には当時の大蔵省臨時議院建築局の設計をもとに完成されたといわれる。ただ、いずれにしても国会議事堂は、当時の日本国民を巻き込み、国家の威信をかけた大イベントであったことは間違いない。議事堂に使用する建築資財は国産にこだわり、当時の良質な素材を厳選。現在の国会議事堂以前に建てられていた仮議事堂は、関東大震災や数々の火災などによって損壊、消失といった苦い経緯があるため、「幾年を経ても決してビクともしない建造物を」と、日本を代表する大理石や花崗岩など各地から運ばれてきた有数の石材が贅沢に使われ、完成当初は「石の芸術」「白亜の殿堂」と呼ばれた。

国際交流の空間「議長応接室」

昭和11年に完成して以来、国会議事堂は幾多の歴史を刻んできた。竣工当初は、大日本帝国憲法下の貴族院、衆議院からなる帝国議会であった。しかし、竣工から70年という歳月の中で、国会は日本国憲法の発布により衆議院と参議院の二院制となった結果、2つの議院がそれぞれ独立し、慎重な審議や、どちらかの議院の突出を抑えたり補完ができるようになった。


まず最初は、赤絨毯の敷かれた廊下を通って「議長応接室」へ。途中、古めかしい真鍮のドアノブやエレベーターなどが目に止まる。議長応接室は、本会議の段取りを決定する議院運営委員会が開かれる場所であるが、同時に、海外からの賓客を手厚くもてなす、"サロン"的な役割も果たしているところ。壁にはぐるりと囲むように、油絵が飾られている。聞けば「帝国議会」時代を描いた作品もあるとか。さらには富士山と日本アルプスの絹の刺繍絵(手縫い)が向かい合う。最近では、参議院の賓客であるブルガリアの議長一行や、過去にはイギリスのエリザベス女王を招いたことも。その時は、衆議院議員食堂で女王の歓迎パーティーを行ったという異例のエピソードも残されている。


議長応接室
参議院秘書主幹 清水賢氏
お話を伺った参議院秘書主幹 清水賢氏

海外の賓客を招く際の接遇としては、日本茶と季節の和菓子などをお出しして、日本の和を楽しんでいただくように気を配り、ほかにもフラワーアレンジメント、時には盆栽を飾ることもあるそうだ。また、要人訪問の際必ず行われているのが、記念品の交換。各国の賓客からの記念品はさまざまだが、参議院ではここ数年、議長室にも飾られている孔雀の刺繍絵のレプリカを贈っているそうだ。孔雀は「幸せ」を意味する縁起の良い鳥ということもあり、評判も良いという。以前は、クリスタルのギャベル(本会議場で議事を始める時に使うもの。もともとは明治時代にアメリカの議会制度を見学した際、桜の木で出来たギャベルを貰ったことから、そのレプリカとして)だったが、参議院らしいものを、と50周年の際に新たに採用した。


海外からの要人の訪問は、国賓は2、3年に1回、参議院議長等の招待は年5〜6回程度だが、その数度の賓客を議事堂内において丁重にもてなすことにより、日本の文化を明確に伝え、外交の礎を担うという役割を備えていることがわかる。


30席は集える長テーブル

30席は集える長テーブル。後ろにも椅子やソファが設けられ、さながら舞踏会でもできそうなフロアだ。議長は中央の席で賓客をお迎えする。会談などが行われる場合には各国の国旗を卓上に。

憲法発布記念式典、第一回帝国議会開院式典、議会開設50年記念式典、議会開設100年記念式典、議会開設110年記念式典などの絵画。画家はその都度人選したとされる。ちなみに、隣室の議長室には東山魁夷と向潤吉、いずれも戦前を代表する日本画家の作品が飾られている。

絵画
シャンデリア

シャンデリアのクリスタル部分は近年のものだが、真鍮部は議事堂設立当時から使われているもの。アンティークとまではいかないが、コレクティブルズ(20世紀に入ってから100年に満たないもの)の域には充分達している逸品。豪奢な曲線の細工に、当時の職人技を垣間見ることができる。

細かく丹念にほどこされた手彫りが印象的な、木製の柱や壁に刻まれたレリーフ。

木製の柱や壁に刻まれたレリーフ
各国の賓客をもてなす際の茶器とお菓子

各国の賓客をもてなす際の茶器とお菓子。この日のお茶受けには、ほうずき形の和菓子が添えられていた。

参議院の賓客らと行う記念品の交換には、絹糸で織り込んだ孔雀の刺繍絵のレプリカを採用。

絹糸で織り込んだ孔雀の刺繍絵のレプリカ
草花など自然のモチーフの絨毯

足元を華やかに演出するのは、草花など自然のモチーフが色とりどりに織り込まれた絨毯。ここにも孔雀のような美しい鳥が見られる。

椅子の生地は、京都の織物会社の特注品。
「金華山モケット」と呼ばれ、ゴブラン織りのような厚みのある質感と、ビロードのようなやわらかな手触りが特徴。椅子の張り生地ひとつとっても、最上級のもてなしへのこだわりが感じられる。

椅子の生地「金華山モケット」
審議の空間「参議院議場」へ

up

MY PAGE

ログインID  
パスワード  
次回から自動的にログイン


MyPageログイン
メンバーになろう!
QRコード
スマートフォン版表示




バナー


ニュース
【2016年】富士フイルムの写プライズサイトで公…
2016.01.04

ハンドメイドパーティータイムズ 企業コラボレ…
2014.02.18

NEW【ルームモデル活動】活用事例 追加しました
2014.02.05

【NEW!】スマートフォン対応のお知らせ
2013.01.11


READ MORE


セレクトニュース
[梅雨バテにスパイス]今日の注目のルームフレー…
2017.05.26
[ルバーブ]今日の注目のルームフレーバーrevival
2017.04.25
[イースター]今日の注目のルームフレーバー
2017.04.05
[絵の飾り方]今日の注目のルームフレーバーreviv…
2017.03.29

READ MORE





バナー


▲ ページの先頭へ