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―─薯蕷饅頭に、義母がもともと作っていた、夫の飾り紋「ペガサス」に、私をイメージした花を添えた二人のイニシャルをデザインして焼印をしました。和菓子がこんなに華やかで美しいなんて・・・と感激しながら、とらやさんの和菓子の世界に私は引き込まれました。義母から受け継いだこの豊かな感性を、娘にもぜひ伝えていきたいと思っています。語り継ぐ、そして時代時代に合わせて継承していくことの大切さを感じています。
──2006年の娘のバレエの発表会には、私が描いたバレエシューズのモチーフと娘の名の直筆を焼印した薯蕷饅頭、そして上演作品のくるみ割り人形の花のワルツをイメージした生菓子を作りました。せっかく日本人として生まれたのだから、和の素敵なお菓子を洋風にアレンジして、プレゼントできないかしらという発想からです。試作品で娘と相談をしながら、イメージを高めていく作業はとても楽しいもの。発表会の一ヶ月ちょっと前から、曲目、イメージ、衣装、娘の意見などを伝えて相談するのですが、担当者様は長年のお付き合いで私達のことをわかってくれていて、本当に素敵な提案をしてくださいます。
――のしには、普通"御礼"と書きますが、舞台作品名と娘の名前を書いて、お渡しすることも。さらに、今回のお菓子はこのようなイメージで作りました、という一言をお手紙にして書き添えます。
和菓子から広がる、とっても美しい和の世界、たとえば、素材についての教養や、和菓子職人の、繊細な技のすばらしさをこのような形で伝えることができればと思っています。受け取っていただいた人に、少しでも愉しんでいただいきたいという気持ちからです。
――エレガントって内面からにじみ出る美しさだと思います。その人らしさが、日常生活の立ち居振る舞いに、バランスよく表現されていることがエレガント。和菓子は、繊細でなおかつ、やわらかいモチーフや曲線で、見た目は主張しすぎず、でも存在感があるという"エレガントさ"が表現できますね。
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2006年バレエ発表会にて
繊細で美しい花飾りをあしらって。きんとん製で上品な甘さ。中身は綺麗なピンク色の餡。
2004年バレエ発表会にて
当日に履くサテンシューズをイメージして。作品名が「ペパーミントワルツ」で、衣裳が優しいペパーミントグリーンの色だったので、それに合わせて皮も淡いグリーンに。
娘さんの七五三(3歳)の記念として
由美子さんと娘さんの誕生花、桜とコスモスを描いて。
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