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 HOME  > カラーマジック Vol.1
What is the color ?
私たちは普段色に囲まれて生活をしているものの、身近すぎてあまり意識していません。
けれども今年の流行色と聞くと気になるし、好きな色はあるがかといって自分に似合う取り入れ方がよくわからない…、なかにはあまり馴染みのない色もあるかもしれません。
色は育った環境・文化・経験が反映されることで個人的な嗜好をもつものであり、私たちはそのさまざまなイメージで色を記憶しているといえます。
そのなかで誰しも自分ならではのこだわりを持ち、より快適な空間を楽しみたいのではないでしょうか。
そこで色のもつ魅力や関わり方、それらを取り入れた空間の作り方などのヒントを、
color magicのプリズムを透してあなたらしい色を発見してみませんか?
◆ character 個性
人間もそうであるように、色にもそれぞれの個性があります。
いずれもかたちと素材からなる固有のイメージを持ち、それによって印象も異なります。
例えばものの特徴を「フカフカ」「ツルツル」「サラサラ」「ねっとり」「硬い」「柔らかい」「軽い」「重い」といったようにことばに置き換えてみる。すると漠然と見ていたものを自分はどのように捉えているか、さらに色を通して自己表現や存在を確認していることにお気づきになるでしょう。
気になる色、ほしい色はそのときのあなた自身を映す鏡のようなもの。
白いジャケットを探すとしたら、パキッと目の覚めるような白なのか、柔らかい肌触りのよい白なのかをイメージすることで求めるものがより具体的になってきます。
自分の感性と合うもの、それが自然とあなたの個性を引き立てているのでしょう。
white variation  * 綿・ゆで卵・塩・珊瑚・貝・蝋燭
* 設計:宮脇檀  photo: Masuda Satoshi
◆ Harmony 調和
空間において色は単色だけで存在することはなく、周囲と影響し合いながら関係しています。
デザイン(素材・かたち)、置かれる場所(光・環境)、組合せにより変化し、その条件のなかで表情も異なります。よい配色は「快い」ものです。それは類似・対比の調和、刺激のバランス、統一と変化など、これらが調和されたときその効果を発揮します。
最も身近な環境は住まいです。
希望するライフスタイルをイメージに置いてそこから最も近い色(素材)を導き出してみる。
人と空間の調和。自分にとって心地よい空間は、何よりの寛ぎの場となります。
緋色の塗り壁に囲まれた空間のなかに、上へと伸びる青々とした竹の直線。
面と線、赤と緑の対比効果によって清々しく凛々しさをもたらしたドラマティックな庭。
◆ Image of mind 五感の入り口
美味しく食事をするために、色は大切な要素。
食事は味覚だけで美味しさを感じているのではなく、同時に目で食べています。
食べものはもちろんのこと、器、環境を含めた彩りが、より食欲を喚起するように。
お寿司を盛る黒い塗りの器は鮨飯とネタを美しくみせ、そこに緑の葉ものを添えることでより新鮮さを引き立てる。美味しさを表現するセンス。美を嗜む、豊かな文化です。
また同じ食べものでも、色が異なることでイメージする味や匂いの感じ方は違うでしょう。
私たちは視覚、臭覚、聴覚、味覚、触覚を通して、外界からさまざまな情報を摂取しそこに反応しています。色のもつ役割を意識しながら親しんでみると、身近ななかに楽しい発見があるのではないでしょうか?
* 漆器:若林幸恵
◆ Prisme プリズム
私たちがみている色は物質の波長、その光の現象をみているに過ぎません。
驚くべき人間の目の機能は、約12,000色の識別ができるといわれています。実際にはそこまでの識別は出来なくても、そのきめ細やかな波長をからだで感じています。
光を分解し色をみるプリズムは、普段目にすることのない光の帯を見せてくれます。私たちは生活環境のなかで見慣れた色、つまり自分にとって情報の多い色に馴染みそれを使います。
逆にあまり目にする機会のない色は珍しく、違和感を覚えたりまたは新鮮だったり。
自然界にはさまざまな色が存在しますが、どれも同じものはありません。そこで出逢う自然の姿(モチーフ)は、とてもヒントになると思います。
*孔雀
コーディネーション
オオクラ チエコ
カラーリスト
まちなみをはじめ、企業施設、医療施設、住宅等の色彩計画・商品開発をおこなう。
文化、風土色を通したコミュニティづくりを研究。
またこどもと一緒に楽しめる「おむすびプロジェクト」を企画・運営。
環境・食・文化をむすぶコミュニケーション活動を展開。
著書 「むすんでみませんか? おむすび」 ピエ・ブックス
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